単に解体するのではなく、使える古材を再利用してほしいとの依頼があり、現地確認してきました。
古民家鑑定士の資格を持っていますので、再利用できるものがないか楽しみにしていました。
山裾にある古民家です。内部に入ると土間があり、その横に「枠の内」がありました。
2.5間*2間の寸法です。建具は帯戸が何枚かありましたが、大半が入替されていました。
今回は建具をあきらめました。
一般の枠の内から見れば、天井が低い作りです。
ここは広間の横の茶の間にあたります。同じように差し鴨居で構成されていました。
座敷側のランマです。きれいですね。
枠の内を手解体して移築できるように、周りの部分を解体しました。
これから大工さんの手で部材を一本一本取外し、番号付けして引き取る準備をします。